不倫しそうになる理由とは？誰かに止めてほしいときの効果的な対処法

不倫はダメだと頭では分かっているのに、心の奥では別の感情が渦巻いているという人はいませんか。不倫をしそうになり悩んでしまうのは、決して特別なことではありません。

日常生活の中でふとした瞬間に芽生える、異性への特別な感情や現在のパートナーに対する不満が、意図せず思いもよらない方向へ進ませようとすることがあります。

この記事では、ダメとわかっているのに不倫しそうな状況に陥ってしまう理由を深掘りしていきます。

不倫を誰かに止めてほしいと願っている人に向けて、具体的な対処方法もあわせて紹介するので、不倫をしたくない人はぜひ読んでみてくださいね。

不倫しそうになる理由とは？

不倫に心が傾きそうになる瞬間は誰にでも訪れる可能性があり、特別なことではありません。ここでは、立場別に不倫しそうになる理由を解説します。

自分が既婚者の場合

既婚者が他の異性に心が惹かれてしまうのは、現状の結婚生活に対する何らかのサインかもしれません。

日々の生活の中で感じる些細な不満や言葉にできない寂しさが積み重なり、心の隙間を埋めようとする動きの表れである可能性があります。

現実逃避がしたい

毎日の生活に追われていると、ふと別の場所に行きたいと感じることはありませんか。日々のルーティンの中でいつの間にか自分自身を見失いそうになる時には、刺激や安らぎを求めて現実から逃避したいという気持ちが芽生えることがあります。

責任感が強く真面目な人でも、抱え込んでいるプレッシャーから解放されたいと願うことは珍しくありません。

現実逃避をしたいと考えているタイミングで魅力的な異性が現れたとしたら、一時的に現実を忘れさせてくれる存在として惹かれてしまうのも無理のない話。

しかし、逃避することが本当に求めている解決策なのか、感情に流されず一度立ち止まって考えてみてください。

夫・妻と上手くいっていない

夫婦関係の悩みは、不倫を考える大きなきっかけの一つ。

会話が減り互いに無関心になったり、喧嘩が絶えなかったりと愛情で結ばれていたはずの二人の間に溝ができ、夫婦生活に寂しさや不満を覚えるケースも少なくありません。

パートナーとうまくいっていない状況では、心の拠り所を外に求めてしまうことも。パートナーから得られない理解や優しさを他の異性に見出したとき、強く惹かれてしまうのは人として当然かもしれませんね。

承認欲求や孤独感がある

誰かに認められたいという承認欲求や孤独感も、不倫に心が傾く要因。結婚生活が安定していても、パートナーからの感謝の言葉が少なかったり自分の頑張りが当たり前だと思われたりすると、自分の価値を見失いそうになってしまいます。

不安定な時に、自分を特別扱いしてくれる異性や自分の話を真剣に聞いてくれる人が現れると、心が満たされるような感覚を覚えるでしょう。

寂しさを埋めるために、不倫という形で他者との強いつながりを求めてしまうケースが見られます。

存在価値を認めてほしい

家庭に入り社会との接点が減ってしまったり、仕事と家庭の両立に追われたりする中では、自分自身のアイデンティティを見失いそうになります。

いくら頑張っても当たり前のように受け止められ、感謝の言葉も少なくなると自分の頑張りが報われないように感じてしまうもの。

自分の存在価値を疑問視している時に、自分のことを一人の人間として見つめ価値を認めてくれる異性が現れたら、心が揺れ動くのは自然なことかもしれません。

言葉や態度によって、自分にはまだ魅力的であり必要とされていると感じられることは大きな喜びとなるでしょう。

相手が既婚者の場合

好きになった人がたまたま既婚者だったり、既婚者ならではの魅力に惹かれてしまったりした場合、結婚していると知っていても気持ちを抑えられない人は珍しくありません。

ここでは、相手が既婚者である場合に不倫に発展しそうになる理由について考えてみましょう。既婚者特有の魅力や、スリルを求めている心理が隠れている可能性があります。

既婚者と知らずに好きになってしまった

最初は相手が結婚していると思わず、純粋に一人の人間として惹かれていった。既婚者だと知った時にはすでに気持ちが大きくなっていて諦められない、というパターンも多いです。

職場や共通の趣味の場など自然な出会いの中で徐々に親しくなっていくと、相手のプライベートな情報を深く詮索する機会は少ないかもしれません。優しさや頼りがいのある一面に触れ、恋愛感情が芽生えた後に真実を知った時のショックは計り知れないでしょう。

育んでしまった好意をすぐに消し去ることは難しく、「既婚者でもいいから一緒にいたい」という気持ちに傾いてしまうことがあります。

既婚者だと理解したうえで好きでい続けるならば、相手の欺瞞や自分の知らなかったという事実に苦しむことになる覚悟も必要ですよ。

既婚者の余裕が魅力的にみえる

既婚者には、独身者にはない落ち着きや包容力といった大人の余裕が感じられることも。経験の浅い人や精神的な安定を求めている人にとっては、余裕のある立ち回りが魅力的に映ることが多いです。

例えば、会話の中にユーモアを交えながらも話をじっくりと聞き、的確なアドバイスをくれる。感情的にならず、常に冷静に対応してくれる。既婚者ならではの余裕のある姿に「この人となら安心して一緒にいられるかもしれない」と感じてしまうのでしょう。

しかし、自分が感じている余裕は家庭という基盤があってこそ成り立っているもの。不倫関係においては安定を享受できない可能性が高いことを理解しておく必要があります。

略奪愛のスリルがたのしい

一般的には許されないとされている関係だからこそ、燃え上がってしまう。いけないことだと分かっていながら、障害があるほど気持ちが高ぶるという心理状態も存在します。

恋愛経験が豊富で刺激を求めている人や、自己肯定感が低く誰かの大切なものを奪うことで自分の価値を確かめようとする傾向がある場合、略奪愛のスリルに魅力を感じてしまうよう。

一時的な高揚感であることが多く、関係が長続きしなかったり最終的に大きな代償を払うことになったりする危険性を孕んでいます。

スリルを求めるあまり、冷静な判断力を失っていないか自問自答してみる必要があるでしょう。

不倫しそうな時に考えたいリスク

「不倫しそう」という気持ちが高まっている時は、どうしても目の前の魅力的な相手やドキドキする感情に意識が集中しがち。しかし、一線を越えてしまった場合に待ち受けているかもしれないリスクについて考えておく必要があります。

ここでは、不倫関係が明るみに出た場合に起こりうる具体的なリスクについてお伝えします。

慰謝料を請求される可能性がある

不倫は法律上不貞行為とみなされ、民法上の不法行為に該当します。自分または相手のどちらかが既婚者で不倫が発覚した場合、不倫相手の配偶者から慰謝料を請求される可能性が高いです。

慰謝料の金額は不倫の期間や頻度、婚姻期間の長さに不倫が原因で離婚に至ったかどうかなど、様々な要素を考慮して決定されます。場合によっては数百万円にものぼる高額な慰謝料を支払わなければならないケースも少なくありません。

経済的な負担はもちろんのこと、慰謝料請求の過程で精神的に追い詰められることも考えられます。軽い気持ちで始めた関係には、大きな金銭的リスクが伴うことを理解しておく必要があるでしょう。

周囲にバレれば社会的な地位を失う可能性がある

不倫の事実が一度周囲に知れ渡ってしまうと、社会的な信用や地位を大きく損なう可能性があります。職場に不倫の噂が広まった場合、仕事に集中できなくなったり昇進や異動に影響が出たりする確率が高いです。

不倫がバレたことにより、友人関係や親族との関係にも亀裂が生じるかもしれません。これまで築き上げてきた人間関係が一瞬にして崩れ去り、孤立してしまうケースも少なくありません。

失った信用を取り戻すことは容易ではなく、今後の人生に大きな影を落とす可能性がある点は、十分に理解しておきましょう。

誰かを傷つけてしまう

不倫という行為は、間違いなく誰かを深く傷つけることになります。最も大きな影響を受けるのは、自分や相手の配偶者です。信頼していたパートナーからの裏切りは、言葉では言い表せないほどの精神的な苦痛を与えるでしょう。

もし子供がいる場合、子供たちに生まれる心の傷は計り知れません。両親の不仲や家庭の崩壊は、子供の成長に深刻な影響を及ぼす可能性があります。パートナーや子供だけでなく、家族や親しい友人などをも悲しませて失望させてしまいます。

一時の感情に流された結果、多くの人を傷つけ取り返しのつかない事態を招いてしまう可能性があることを、決して忘れてはいけません。

不倫しそうな時の効果的な対処法

「不倫しそう」という気持ちに気づいた時、誰にも相談できず一人で抱え込んでしまうのはとてもつらいことです。しかし、不倫したいという感情に流されてしまう前にできることもあります。

ここでは、不倫の誘惑から距離を置き冷静さを取り戻すための具体的な対処法をご紹介します。

LINEやSNSなど連絡手段を断つ

LINEやSNS、電話など日常的に使っているコミュニケーションツールは、不倫の誘惑を増幅させます。特定の相手との間で不倫しそうな空気を感じているなら、相手との連絡手段を断つことが最も直接的で効果的な対処法。

メッセージが気になったり、連絡を取りたくなったりする衝動を物理的に断ち切ることで、冷静になる時間を作れます。

連絡先を削除したりアカウントをブロックしたりするのは勇気のいる行為ですが、自分自身を守り将来の後悔を防ぐためにはとても大切です。

完全に断つことが難しい状況であれば、通知をオフにしたり見る時間を制限したりするなど、段階的に距離を置くことから始めてみましょう。

連絡手段を断てないときの次善策

職場が同じであったり共通のコミュニティに属していたりなど、相手との連絡を完全に断つことが難しい場合もありますよね。

連絡を断てない状況では次善策として、連絡を取る際のルールを自分の中で明確に決めることが重要。

例えば、業務連絡以外はしない、二人きりでの連絡は避けるなど具体的なルールを設定して、徹底して守るように心がけましょう。相手からの連絡に対しては、感情的にならず事務的に対応することも効果的です。

物理的に距離を置けないのであれば、心理的な距離を保つ努力をすることが不必要な関係の進展を防ぐ上で大切になります。

仕事や趣味に没頭し相手のことを考える時間を減らす

不倫しそうな相手のことを考えてしまう時間が多いと感じるなら、相手を考える時間を別のことで埋めてしまうのが効果的です。仕事に集中したり新しい趣味を始めたりと、やりたかったことに挑戦したりするのも良いでしょう。

何かに夢中になっている時間は、自然と他のことを考える余裕がなくなります。目標を持って取り組めることであれば達成感や充実感が得られ、不倫の原因となる自己肯定感の低下を予防することにも繋がります。

仕事や趣味は、不倫相手に求めていた承認欲求や刺激を健全な形で満たせるので、不倫対策には効果抜群です。相手のことを考える暇がないくらい忙しくすることで、物理的にも精神的にも距離を置くことができるはずですよ。

相手のことを考えすぎるときにやることリスト

どうしても相手のことが頭から離れない時は、意識的に別の行動をとることで思考のループから抜け出せるかもしれません。いくつか具体的な行動をリストアップしてみましたので、参考にしてください。

行動はあくまで一例なので、自分にとって心地よいと感じるものや集中できるものを、見つけて試してみてください。

大切なのは、相手のことを考える時間を少しでも減らし自分のための時間を持つことです。

第三者に相談し、客観的なアドバイスをもらう

一人で悩みを抱え込んでいると、どうしても視野が狭くなりがち。一人で考えがまとまらない時は信頼できる第三者に相談し、客観的な意見やアドバイスをもらうことも一つの手。

親しい友人や家族、カウンセラーや占い師など、親身になって話を聞いてくれる人に勇気を出して打ち明けてみましょう。自分の気持ちを言葉にすることで、頭の中が整理され問題点が明確になることもありますよ。

他人からの視点やアドバイスは、自分では気づかなかった解決の糸口や冷静な判断を取り戻すきっかけを与えてくれるかもしれません。誰かに話すことで精神的な負担が軽減され、一人ではないと感じられることも大きな支えとなるでしょう。

まとめ

不倫しそうという感情は、決して他人事ではなく誰の心にもふとした瞬間に芽生える可能性のあるもの。

不倫したい気持ちが芽生える背景には現実からの逃避願望やパートナーとの関係性の悩み、承認欲求や孤独感など様々な心理が複雑に絡み合っています。

相手が既婚者なら、既婚者特有の魅力や禁断の関係へのスリルが気持ちを後押しすることもあるでしょう。

しかし、一時の感情に流されてしまうと慰謝料請求のリスクや社会的な信用の失墜、何よりも大切な人を深く傷つけてしまうという取り返しのつかない事態を招きかねません。

今現在苦しい状況にいるのなら、相手との連絡を断ったり仕事や趣味に没頭したり、といった具体的な対処法を試してみてください。一人で抱え込まず、第三者に相談するのも効果的です。客観的な視点を取り入れることで冷静さを取り戻し、より良い方向へと進むための一歩を踏み出せる可能性があります。