ダブル不倫の結末は？既婚者同士の恋愛の現実と幸せになれるのかを解説

既婚者同士が惹かれ合うダブル不倫。日常の退屈さを忘れさせてくれる刺激的な時間や、家庭では得られない安らぎに、いつしかこの関係が当たり前になっていませんか。

しかし、「この関係はいつまで続くのだろう」「私たちの未来に待っている結末は？」という漠然とした不安が、常に心のどこかに付きまとっているかもしれません。

本記事では、ダブル不倫のよくある結末のパターンから、関係を続けてしまう心理的な理由、そして伴う大きなリスクまでを詳しく解説します。

今の関係に悩み、潮時かもしれないと感じているのであれば、本記事がきっと、後悔のない選択をするための道しるべとなるでしょう。

【ダブル不倫の現実】結末が見えずに続けてしまう理由

ダブル不倫の関係は、多くの人がいつかは終わると頭では理解しつつも、なかなかやめられない現実があります。なぜ結末が見えないダブル不倫の関係から抜け出せなくなってしまうのか、その理由を探っていきましょう。

刺激と癒やしで抜け出せなくなる

家庭生活が長くなると、よくも悪くも関係は安定し、異性としてのときめきは薄れがちです。そんな中で始まる婚外恋愛は、日常に埋もれていた恋愛感情を呼び覚まし、強い刺激を与えてくれます。

また、お互いに家庭を持つ既婚者同士だからこそ、配偶者には言えない悩みや愚痴を共有し、深く共感し合える癒やしの関係性を築きやすいのも特徴。

刺激と癒やしのバランスが絶妙であるため、一度ハマってしまうと依存性が高く、抜け出すのが困難になります。

家庭での役割から解放され、一人の男性、女性として求められる時間は、何にも代えがたい魅力を持っています。心地よさが、関係の先にあるリスクから目を背けさせてしまうのかもしれませんね。

「本気じゃない」と思っても情が湧く

「お互い家庭は壊さない」「あくまでも息抜きの関係」そんな割り切ったルールから始まったはずなのに、気づけば相手がかけがえのない存在になっているケースは少なくありません。

秘密を共有し、2人だけの時間を重ねるうちに、単なる恋愛感情とは違う情が湧いてくるのは自然なこと。

仕事の悩みを親身に聞いてくれたり、自分の弱さを受け入れてくれたりする相手に対して、次第に深い愛着を感じるようになります。相手に対する愛情が、関係を終わらせようとするときの大きな足かせとなるでしょう。当初の本気じゃないという気持ちは、いつの間にか失いたくないという本音に変わってしまうのです。

やめるきっかけがないまま続いてしまう

ダブル不倫は、お互いに家庭という帰る場所があるため、関係が安定しやすい傾向にあります。そのため、どちらかが本気になって離婚を迫ったり、家庭にバレたりといった決定的なできごとが起こらない限り、関係を終わらせる明確なきっかけが見つかりにくいのが特徴。

「子どもの受験が終わるまでは」「今のプロジェクトが落ち着いたら」などと、別れを先延ばしにする理由はいくらでも見つかりますね。お互いに現状維持を望む気持ちが働くため、決定的な決断を避けてしまうのでしょう。

しかし、ただ時間だけが過ぎていく関係は、発覚するリスクを高めるだけであり、決して幸せな結末には繋がりません。

ダブル不倫の結末！現実によくある５つのパターンとは

刺激的で、ときに癒やしを与えてくれるダブル不倫の関係。しかし、その先に待っている結末は、決して甘いものばかりではありません。

多くのカップルがどのような未来を迎えているのか、現実によくある5つのパターンを見ていきましょう。

情熱的な始まりと突然の終わり

ダブル不倫で最も多い結末が、突然関係が終わるというパターン。燃え上がるような情熱的な恋愛期間を経て、ある日突然、何の前触れもなく関係が終わります。

たとえば、夏休みや年末年始など、家族と過ごす時間が増えるタイミングで罪悪感がピークに達し、急に連絡が取れなくなるケース。

あれだけ愛していると言ってくれた相手が、手のひらを返したように冷たくなり、LINEはブロックされ、電話にも出ない。そんなあっけない幕切れに、残された側は深く傷つき、相手の本音がどこにあったのか分からなくなります。

永遠に続くかのように感じた時間は、実はとても脆いものなのです。

どちらかが本気になって関係が終わる

お互いに家庭を壊さないという暗黙のルールの上で成り立っているのがダブル不倫。しかし、関係が深まるにつれて、どちらか一方が本気になり、離婚して一緒になりたいと望むようになるケースは少なくありません。

本気の想いが、関係のバランスを崩壊させます。離婚という現実的な問題を突きつけられた側は、その重さに耐えきれず、関係を清算しようとします。結果として、本気になった側が一方的に振られる形で終わりを迎え、深い心の傷を負うことになるでしょう。

同じ方向を向いていると思っていたのに、見ている未来が全く違ったと知る、辛い結末です。

家庭に戻る選択をされる

どんなに不倫相手との恋愛に夢中になっていても、ふとした瞬間に我に返り、家族の元へ帰る選択をする人も多くいます。

子どもの成長を目の当たりにしたとき、配偶者の優しさに触れたとき、あるいは親の病気など、家族の存在の大きさを再認識するできごとがきっかけとなりますよ。

失うものの大きさに気づいたとき、人は現実的な選択をします。不倫という非日常の関係よりも、築き上げてきた家庭や社会的信用、経済的な安定を選ぶのです。不倫相手は家庭を壊す存在として切り捨てられることになりますよ。

相手の人生にとっては、自分は一時的な存在でしかなかったという現実を突きつけられる、虚しい結末です。

配偶者にバレて慰謝料請求される

ダブル不倫において、最も悲惨な結末のひとつが、配偶者に関係が発覚するケース。スマートフォンの通知、不審なクレジットカードの利用履歴、車のドライブレコーダーなど、バレるきっかけは日常の至るところに潜んでいます。

関係が発覚すれば、待っているのは修羅場です。配偶者からの激しい怒りや悲しみ、そして法的な責任の追及が始まりますよ。不貞行為に対する慰謝料は、ケースにもよりますが数十万円から300万円程度が相場とされています。

自分の配偶者だけでなく、不倫相手の配偶者からも請求される可能性があり、人生設計が大きく狂ってしまうでしょう。

お互い離婚して不倫相手と結婚するのはかなり少数

ダブル不倫をしている2人が夢見るお互いに離婚して一緒になるという結末。しかし、ハッピーエンドを迎えられるカップルは、現実にはごく少数です。

離婚には、慰謝料、財産分与、親権など、乗り越えなければならない障壁が山ほどあります。

困難を乗り越えてお互いに独身になれたとしても、そこから幸せな結婚生活が始まるとは限りません。周囲からの祝福を得られにくく、不倫の末に結ばれたという事実は、2人の関係に影を落とし続けます。

些細なことで「また裏切るのではないか」という不信感が生まれ、結局は別れてしまうケースも多いのが現実なのです。

ダブル不倫はリスクもダブル！泥沼化の結末に要注意

ダブル不倫という言葉の通り、ダブル不倫は関わる人間が多いため、リスクも単純に2倍。ひとつの嘘が、ふたつの家庭、そして多くの人々の人生を巻き込み、泥沼化する危険性をはらんでいます。

代償の大きさを、正しく理解しておく必要がありますよ。

家庭崩壊の可能性

ダブル不倫が発覚したとき、最も恐ろしいのはふたつの家庭が同時に崩壊するリスクです。自分の家庭が壊れるだけでなく、自分のせいで不倫相手の家庭までをも破壊してしまう可能性があります。

たとえば、自分の配偶者が怒りのあまり、不倫相手の自宅や職場に乗り込んだり、相手の配偶者に全てを暴露したりするケースも考えられます。一度このような事態に発展すれば、もはや当事者2人だけの問題では収まりません。

穏便な解決は望めず、ふたつの家族を巻き込んだ壮絶な泥沼の結末を迎えることになるでしょう。

慰謝料や法的責任

法的な責任が2倍になるのも、ダブル不倫の大きなリスク。通常の不倫であれば、慰謝料を請求してくるのは自分の配偶者だけ。

しかしダブル不倫の場合、自分の配偶者と不倫相手の配偶者という二方向から慰謝料を請求される可能性があります。

もし両方から300万円ずつ請求されれば、合計で600万円もの支払い義務が生じることも。個人の経済状況に計り知れない打撃を与えるでしょう。

一時の恋愛感情のために、社会的信用だけでなく、経済的な基盤まで失う可能性があるということを忘れてはいけません。

子どもや親族への影響も大きい

ダブル不倫の結末で、最も罪のない被害者となるのが子どもたち。両親の裏切りや家庭の崩壊は、子どもの心に生涯消えない深い傷を残します。

親の不貞行為が原因で、精神的に不安定になったり、人間不信に陥ったりすることもあります。

また、問題は子どもだけにとどまりません。自分の両親や兄弟、親族からの信頼も一瞬にして失います。これまで築き上げてきた人間関係が壊れ、社会的に孤立してしまうケースも少なくありません。

自分の選択が、愛する家族や大切な人々をどれだけ深く傷つけることになるのか、冷静に考える必要があります。

ダブル不倫を辛い結末にしないためにできる終わらせ方

今の関係に悩み、このままではいけないと感じているなら、勇気を出して関係を清算する決断も必要です。辛い結末を避けるためには、感情に流されるのではなく、冷静に状況を判断し、行動に移さなければなりません。

ここでは、関係を終わらせるための具体的な方法を考えていきましょう。

リスクに耐えられるか考える

まずは、これまで見てきたダブル不倫のリスクを、改めて自分自身の問題として具体的に想像してみましょう。

「もし明日、配偶者にすべてバレたらどうなるか？」
「慰謝料として数百万円を請求されたら支払えるか？」
「子どもに知られたとき、どう説明するのか？」

紙に書き出してみるのも有効な方法です。失う可能性のあるもの、家庭、子ども、仕事、社会的信用、財産をリストアップし、それらと引き換えにしても今の関係を続けたいのか、冷静に天秤にかけてみてください。

リスクの大きさを具体的に実感することが、関係を終わらせるための第一歩になりますよ。

ダブル不倫をやめるメリットを考える

関係を終わらせることを考えると、相手を失う辛さや寂しさばかりに目が行きがちです。しかし、やめることによるメリットにも目を向けてみましょう。常に嘘をつき続ける罪悪感や、いつバレるかという不安から解放される精神的な安らぎは、とても大きいものです。

スマートフォンの通知に怯えることなく、週末を心から家族と楽しめる生活。配偶者に対して後ろめたさを感じずに、まっすぐ向き合える日々。

失うものではなく、関係を清算することで得られる心の平穏というメリットを考えることが、決断を後押ししてくれるでしょう。

お互いの将来を話し合ってみる

もし可能であれば、不倫相手と今後の関係について冷静に話し合う機会を持つことも重要。感情的に別れたいと告げるのではなく、「私たちのこの関係は、最終的にどこへ向かうのか」という本音を、お互いに確認し合うのです。

おそらく、2人ともお互いに離婚して一緒になるという未来を本気では描いていないことが多いでしょう。お互いが望む着地点が違うこと、このまま続けても幸せな結末はないことを2人で確認できれば、それは別れへの共通認識となります。

辛い作業ですが、曖昧な関係に終止符を打つためには必要なステップです。

パートナーに怪しまれ始めたら要注意

「最近、帰りが遅いことが多いね」「その服、いつ買ったの？」「誰とそんなに楽しそうにLINEしてるの？」配偶者からこんな言葉をかけられるようになったら、関係を清算すべき最終警告です。すでに自分の変化に気づき、疑いの目を向け始めていますよ。

一度疑われると、相手の監視は厳しくなり、泳がされているうちに決定的な証拠を摑まれる可能性が格段に高まります。

最悪の結末である慰謝料請求や家庭崩壊という事態に発展する前に、自ら関係を終わらせる決断を下すべき潮時といえるでしょう。

不倫相手との温度差に辛くなってきたら潮時

関係が始まったころは同じ熱量で盛り上がっていても、時間が経つにつれて2人の間に温度差が生まれてくることがあります。

「自分は本気で会いたいのに、相手は乗り気じゃない」「連絡の頻度が明らかに減った」など、相手の気持ちが離れているのを感じるようになったら、関係の終わりが近いサイン。

相手のつれない態度に悩み、一喜一憂するような関係は、もはや癒やしではなく苦痛でしかありません。辛いと感じる関係を無理に引き延ばすのは、自分の心をすり減らすだけですよ。

自分の気持ちを大切にするためにも、潮時だと受け入れ、次の一歩を踏み出す勇気を持ちましょう。

まとめ

ダブル不倫という秘密の恋は、一時的に心を潤してくれるかもしれませんが、その先に待っている結末は、幸せなものばかりではありません。

むしろ、多くのケースで家庭の崩壊や高額な慰謝料、そして何より大切な子どもや家族を深く傷つけるという、あまりにも大きな代償を伴います。お互いに離婚し、不倫相手と結ばれるという結末は、極めて稀なケースであるという現実を直視することが必要ですよ。

本記事を読んで、もし今の関係に少しでも疑問や不安を感じたのであれば、自分の人生を見つめ直すよい機会かもしれません。失ってからでは取り返しのつかないものが何なのか、自分の本当の幸せはどこにあるのかを、冷静に考えてみてください。

誰にも相談できない深い悩みは、一人で抱え込まず、カウンセラーや信頼できる占いの先生など、専門家の力を借りるのもひとつの方法です。後悔のない選択をするために、勇気を持って一歩を踏み出しましょう。