妊娠中の浮気は多い？浮気・不倫をする男女の心理や対処法を紹介

新しい命の誕生を控え、喜びに満ちあふれるはずの妊娠期間。

しかし、パートナーの些細な行動の変化から「もしかして浮気？」という不安に苛まれてしまう方は少なくありません。

心身ともに不安定になりがち時期に、パートナーの不貞行為が発覚すれば、そのショックは計り知れないでしょう。

この記事では、なぜ妊娠中に浮気が起こりやすいのか、その理由と兆候を男女別に解説します。

さらに、浮気を未然に防ぐための具体的な対策から、万が一浮気が発覚してしまった場合の冷静な対応法も併せて紹介します。

妊娠中に浮気をする理由

妊娠という特別な期間は、夫婦の関係性にも大きな変化をもたらします。

心身の変化やこれからの生活への不安から、これまでになかったすれ違いが生まれ、浮気という問題に発展してしまうケースは残念ながら少なくありません。

ここでは、なぜ妊娠中に浮気が起こってしまうのか、その背景にある心理を男女それぞれの視点から探っていきます。

妻・嫁が浮気する理由

妊娠中の女性が浮気に走る背景には、特有の精神的な不安定さや寂しさが大きく影響しています。

出産への不安やホルモンバランスの乱れによるマタニティブルーは、心を非常にデリケートな状態にします。

妊娠中に、夫が仕事の忙しさを理由に話を聞いてくれなかったり、体調の変化を気遣ってくれなかったりすると、女性は深い孤独を感じてしまうもの。

自分を女性としてではなく、母親としてしか見てくれない夫への寂しさから、他の男性に癒やしや承認を求めます。

また、里帰り出産で夫と離れて生活する期間に、寂しさを埋めるために他の男性と関係を持ってしまうケースもあります。

夫・旦那が浮気する理由

夫が妻の妊娠中に浮気をしてしまう最も大きな理由の1つに、夫婦生活の変化への戸惑いと欲求不満が挙げられます。

妻の体調を気遣うあまり性生活がなくなることや、つわりで辛そうな妻を前にどう接していいか分からず、家庭内で居心地の悪さを感じてしまう男性は多いもの。

また、父親になるというプレッシャーから逃れたいという気持ちや、自分への関心が赤ちゃんに移ってしまったことへの寂しさが、外に癒やしを求める引き金になることもあります。

実際に、ある調査では、パートナーの妊娠中や出産後に浮気・不倫を経験したことのある男性は一定数存在するというデータもあり、決して他人事ではない問題といえるでしょう。

妊娠中の浮気の兆候とは？

パートナーの浮気を疑い始めたとき、確たる証拠がないまま不安だけが募るのは非常に辛いです。しかし、浮気をしている人は、無意識のうちに行動に変化が現れることが多くあります。

ここでは、妊娠中の浮気において見られがちな兆候を紹介します。以下のサインに複数当てはまる場合は、注意深く相手の様子を見守る必要があるかもしれません。

妊娠中の浮気を防ぐ対処法

妊娠中の浮気は、夫婦双方の少しの心がけで防げる可能性が高まります。

新しい家族を迎えるという共通の目標に向かって、2人の絆を深めていくことが何よりも大切。

ここでは、パートナーとのすれ違いを防ぎ、浮気を未然に防ぐための具体的な対処法を紹介します。

妊娠中の性生活を話し合う

妊娠中の体調は日々変化するため、性生活に対して不安を感じるのは当然のこと。

しかし、この問題を避けて通ると、パートナーは欲求不満や寂しさを感じてしまう可能性があります。

「今は体調が優れないから難しい」「安定期に入ったら考えたい」「性行為は無理でも、こうしてほしい」など、正直な気持ちを言葉にして伝えることが重要です。

お互いの気持ちを尊重し、2人にとって最適な形を見つけるための話し合いの機会を持ちましょう。

スキンシップを心がける

性的な関係が持てない時期であっても、夫婦間のスキンシップは非常に重要。

手をつなぐ、ハグをする、マッサージをし合うといった身体的な触れ合いは、安心感や愛情を育み、精神的なつながりを深めます。

特に、大きくなっていくお腹を一緒に撫でたり、赤ちゃんの胎動を共に感じたりすることは、2人が親になる実感と連帯感を高める素晴らしいコミュニケーションになるでしょう。

出産準備を一緒にする

ベビーグッズを揃えたり、両親学級に参加したりと、出産に向けた準備を夫婦で一緒に行うことは、これから始まる新しい生活への期待感を共有する絶好の機会。

男性は、女性に比べて父親になる実感が湧きにくいといわれています。

しかし、一緒に出産準備を進めることで、父親としての自覚が芽生え、家族を守るという責任感が強まります。

これは、浮気心を抑制する大きな要因となるでしょう。

お互いにストレスを溜めない

妊娠中は、女性だけでなく男性も大きなストレスを感じています。

体調の変化やホルモンバランスの乱れに苦しむ妻、そして父親になるプレッシャーや家計への不安を感じる夫。

お互いが大変な時期だからこそ、「ありがとう」「お疲れ様」といった感謝やねぎらいの言葉をかけ合うことが大切です。

互いの状況を理解し、尊重し合うことで、家庭は心安らぐ場所となり、外に癒やしを求める必要はなくなります。

妊娠中の浮気が発覚した時の対応法【夫・旦那が浮気した場合】

万が一、夫の浮気が発覚してしまったら、冷静でいることは難しいかもしれません。

しかし、感情的に相手を問い詰めてしまうと、話をはぐらかされたり、証拠を隠されたりする可能性があります。

ここでは、夫の浮気がわかったときに、自分と子どもの未来のために、どのように行動すべきかを段階的に解説します。

確証を得るまでは問いたださない

「怪しいな」という疑惑の段階で相手を問い詰めるのは得策ではありません。

確たる証拠がない限り、夫は「考えすぎだ」としらを切る可能性が高いでしょう。

そうなると、警戒心を強めさせ、かえって証拠集めが困難になります。

まずは冷静に、客観的な事実を集めることに専念しましょう。

感情的になりそうなときは、一旦その場を離れて深呼吸するなど、自分の心を落ち着かせることが最優先です。

証拠が手に入ったら話し合う

不貞行為を立証できる具体的な証拠が手に入ったら、いよいよ話し合いの場を設けます。

証拠としては、ラブホテルに出入りする写真や動画、肉体関係があったとわかるメールやLINEのやりとりなどが有効。

話し合いの際は、感情的に罵るのではなく、「この写真は何？」「このやりとりについて説明してほしい」と、あくまでも事実に基づいて冷静に話を切り出しましょう。

可能であれば、話し合いの内容を録音しておくことも、後のトラブルを防ぐために有効です。

妊娠中だから許すという選択をするか慰謝料を請求するか

話し合いの結果、夫が浮気の事実を認めて心から反省している場合、今後の生活や子どものことを考えて許すという選択肢もあります。

ただし、許す場合は、二度と浮気をしないという誓約書を書かせる、相手の女性と別れさせるなどの具体的な条件を提示することが重要です。

一方で、浮気による精神的苦痛に対しては、慰謝料を請求する権利があります。

妊娠中の浮気は、通常のケースよりも悪質性が高いと判断され、慰謝料が増額される可能性もあります。

許せない場合は離婚という選択肢もある

夫の裏切りをどうしても許すことができず、夫婦関係の再構築が不可能だと判断した場合は、離婚という選択肢も視野に入れる必要があります。

妊娠中の離婚は、心身ともに大きな負担がかかるため、慎重な判断が求められます。

しかし、偽りの夫婦関係を続けることが、自分や生まれてくる子どもにとって本当に幸せなのかを考えることも大切。

離婚を決意した場合は、弁護士などの専門家に相談し、親権や養育費、財産分与についてきちんと取り決めてから進めることが重要です。

妊娠中に浮気する女性への対応法【嫁・妻が浮気した場合】

妻の妊娠中に、妻自身が浮気をしているかもしれない。夫にとっては信じがたい状況であり、大きなショックを受けることでしょう。

しかし、ここでも感情的になるのは禁物。生まれてくる子どもへの影響も考えながら、冷静かつ慎重に対応を進めていく必要があります。

確証を得るまでは問いたださない

これは夫が浮気した場合と同様に、非常に重要なポイントです。

疑惑の段階で妻を責めても、ホルモンバランスの乱れやマタニティブルーのせいにされたり、逆上されたりして、話し合いにすらならない可能性があります。

まずは、妻の行動を冷静に観察し、浮気の客観的な証拠を集めることに注力しましょう。

ただし、過度な監視はプライバシーの侵害にあたる可能性もあるため、合法的な範囲で行うことが大切です。

証拠が手に入ったら話し合う

妻の不貞の証拠が揃ったら、話し合いの機会を持ちます。最も重要なのは、お腹の子どものこと。

感情的に妻を非難するのではなく、「なぜこのようなことになったのか」という理由を冷静に聞く姿勢が求められます。

また、浮気相手の男性に対して、認知や慰謝料をどうするのか、今後の関係をどうするのかも、この段階で話し合っておくべき重要な問題です。

離婚する場合は、親権や養育費について取り決める必要がある

話し合いの結果、夫婦関係の継続が困難であると判断し、離婚に至るケースもあります。

妻が不倫をしていた場合でも、子どもの親権は母親が有利になる傾向があります。

しかし、浮気が原因で育児環境が著しく悪いと判断されれば、父親が親権を持つことも可能です。

また、生まれてくる子どもが自分の子どもでない可能性も考慮しなくてはなりません。

DNA鑑定を行い、血縁関係がないと証明された場合は、扶養義務はなく、養育費を支払う必要もありません。

非常にデリケートで複雑な問題を含むため、必ず弁護士に相談することをおすすめします。

妊娠中の浮気が発覚したら許す？別れる？判断ポイントを解説

パートナーの浮気が発覚したとき、許して再構築を目指すか離婚して別々の道を歩むか、決断は人生を左右する非常に重いものです。

特に、お腹に新しい命を宿している状況では、判断はさらに難しくなります。

ここでは、後悔のない選択をするために、考えておきたい3つの判断ポイントを解説します。

相手の反省の有無

まず見るべきは、浮気をしたパートナーが心から反省しているかどうかです。

ただ「ごめんなさい」と謝るだけでなく、なぜ浮気に至ってしまったのかを自ら分析し、今後の具体的な改善策を提示できているでしょうか。

浮気相手との関係をきっぱりと清算し、あなたの心を癒やすために誠心誠意尽くす姿勢が見られるかどうかが、再構築の可否を判断する大きな材料となります。

口先だけの謝罪や、責任転嫁するような態度が見られる場合は、関係修復は難しいかもしれません。

自分の気持ちに正直になる

世間体や子どものためを思って、自分の本当の気持ちに蓋をしていませんか。

パートナーの裏切りによって受けた心の傷は、そう簡単に癒えるものではありません。

相手の顔を見るたびに浮気の光景がフラッシュバックしたり、不信感から常に相手を疑ってしまったりする生活は、精神的に非常に辛いものです。

一度きりの人生、あなたが笑顔でいられる選択をすることが何よりも大切です。

無理に許す必要はありません。自分の心と正直に向き合いましょう。

子どもにとって最善の選択を考えてみる

「子どものために離婚は避けるべき」と考える方は多いでしょう。

もちろん、両親が揃っていることが子どもにとって望ましい形の一つであることは間違いありません。

しかし、仮面夫婦として冷え切った関係の両親のもとで育つことと、片親でも愛情をたくさん注がれて育つこと、どちらが子どもにとって幸せでしょうか。

夫婦関係が修復不可能で、家庭内が常に険悪なムードなのであれば、離婚も子どもにとっての最善の選択となり得ます。

長期的な視点で、子どもの幸せを第一に考えてみましょう。

妊娠中の浮気で辛い時は、1人で抱えず相談を

妊娠中の浮気という問題は、心身ともに大きな負担を強いる、非常にデリケートな問題。

しかし、一人で悩み続けることは、精神的な健康を損なうだけでなく、お腹の赤ちゃんにまで影響を及ぼしかねません。

辛いとき、苦しいときは、専門家や信頼できる第三者に相談する勇気を持ってください。

また、離婚や慰謝料請求を具体的に検討する場合は、法律の専門家である弁護士への相談が不可欠。

客観的なアドバイスを受けることで、感情に流されず、自分と子どもの未来のために最善の道筋を見つけ出すことができるでしょう。