既婚者同士の好きのサインとは？両想いになった時のリスクや対処法も解説

結婚をしていても、特定の異性の存在が気になることは決して珍しいことではありません。

「最近、あの人とよく目が合うな」「もしかして、自分にだけ特別な態度をとってくれているかも？」そんな風に感じると、相手の気持ちが知りたくなり、期待と不安で心が揺れ動くもの。

嬉しい気持ちの反面、家庭や社会的信用を失うリスクを考えると、冷静にならなければいけないと感じるでしょう。

この記事では、既婚者同士が見せる好きのサインを解説します。既婚者同士の好きのサインを感じ取った先にあるリスクや、自分の心とどう向き合っていくべきかの対処法まで、ご紹介します。

既婚者同士の好きのサインは見極めにくい？

既婚者同士が発する好意のサインは、独身者のそれとは異なり、非常に分かりにくい傾向があります。

お互いに家庭があるという社会的立場や、配偶者への罪悪感、そして不倫関係に発展するリスクを理解しているからこそ、ストレートな愛情表現は避けるのが通常。

職場での親密な会話や少し親切な行動も、それが同僚としての好意なのか特別な感情の表れなのか、判断に迷うケースがほとんどでしょう。

一つの行動だけで判断するのではなく、複数のサインが重なっていないか、行動に継続性があるかなどを、冷静に慎重に見極めていく必要がありますよ。

既婚者同士の好きのサイン10選

既婚者同士の好きのサインは、言葉よりも行動に表れることが多いです。

ここでは、見逃しがちな些細な変化から、比較的分かりやすいものまで、既婚者が見せる好きのサインを10個厳選して解説します。

視線があうことが多い

頻繁に視線が合うのは、相手が意識的に見ている可能性が高いサイン。

人は誰でも、気になるものや好きな人を無意識のうちに目で追ってしまう習性があります。

会議中や休憩時間、職場でふと顔を上げた瞬間に相手と目が合う、そして気まずそうに逸らされるが、しばらくすると視線を感じるなどです。

頻繁に目が合うのは、行動や表情が気になっている証拠であり、好意の表れである可能性があります。

ただの偶然と片付けるには回数が多いと感じるなら、相手からの無意識のサインと捉えられるでしょう。

ボディタッチが増える

会話の途中や何かを渡す際に、肩や腕、手にそっと触れてくるなど、以前はなかったボディタッチが増えた場合、距離を縮めたいという心理の表れかもしれません。

既婚者という立場上、言葉で好意を伝えるのはリスクが伴います。

そのため、偶然を装った自然なボディタッチで、親密な雰囲気を作ろうとすることがあります。

ただし、誰にでも同じように接する社交的な性格の持ち主である可能性もゼロではありません。

他の人との接し方と比較して、自分に対してだけ特別な接触が多いのかどうかを冷静に判断することが重要です。

距離感が近い

他の人と話すときよりも、会話する時の物理的な距離が近いと感じるなら、心を開いているサイン。

人にはパーソナルスペースと呼ばれる、他人に侵入されると不快に感じる空間があります。

パーソナルスペースに相手が入ってくるのを許容できるのは、安心感や好意を抱いている証拠です。

例えば、職場のデスクで話しかけられる時や、休憩中に隣に座る時、他の人よりも明らかに近くに寄ってくるようなら、心理的な距離も縮めたいという気持ちの表れでしょう。

会話をもっと親密なものにしたい、特別な存在だと感じてほしいという感情が、物理的な距離感に反映されているのです。

話しかけられることが多い

仕事上の用事がないにもかかわらず、相手から話しかけられる回数が増えたと感じるなら、接点を持ちたいという強い気持ちのサイン。

好きな人とは少しでも長く話したい、一緒にいる時間を増やしたいと思うのは自然な感情です。

特に、仕事とは関係のない趣味の話や、プライベートな質問が増えてきた場合は、個人的な側面に興味を持っている証拠と言えます。

何気ない会話をきっかけに、関係性をより深いものにしたいという思いが、行動に繋がっている可能性が高いでしょう。

連絡の頻度が多い

業務連絡以外で、LINEなどのプライベートなツールを使った連絡が頻繁に来るようになったら、かなり明確な好意のサイン。

特に、仕事が終わった後や休日など、本来であれば家族と過ごしているはずの時間帯にメッセージが来るのは、プライベートな時間でも考えている証拠です。

他愛のない日常の報告や、「お疲れ様」といった気遣いの言葉から始まるやり取りが続く場合、コミュニケーションそのものを楽しんでおり、特別な関係を望んでいる可能性が高いと判断できます。

相談をすることが増える

「実は、仕事のことで悩んでいて」「家庭のことで少し聞いてほしいんだけど…」など、他の人には話さないような個人的な悩みを打ち明けられることが増えたら、深く信頼しているサイン。

人は、自分の弱みを見せられる相手を、特別な存在だと認識する傾向があります。

数ある同僚や友人の中から選んで相談してくるのは、本当の自分を理解してもらえる、受け入れてもらえるという安心感があるからです。

単なる友人以上の、親密な関係性を築きたいという思いの表れであり、好意がなければ取らない行動でしょう。

2人きりで出かける

「相談したいことがあるから、ランチでもどう？」「今度の仕事の打ち上げ、2人でやらない？」など、食事や飲みに2人きりで誘われるのは、好意がかなり明確な行動です。

周りの目がある場所ではなく、2人だけの空間でゆっくりと話したいという欲求は、関係を次のステップに進展させたいという意思表示に他なりません。

特に、一度だけでなく複数回にわたって2人きりで会う機会が続くようであれば、相手の本気度は高いと考えられます。

ただし、不倫関係への入り口にもなり得るため、誘いに応じるかどうかは慎重な判断が必要です。

他の人がいるとそっけない態度をとる

2人きりの時は楽しそうに話してくれるのに、職場の同僚など他の人がいる前では、急にそっけない態度を取られたり、避けられたりすることがあるかもしれません。

好き避けと呼ばれる行動で、むしろ好意があるからこそのサインである可能性があります。

既婚者という立場上、周囲に特別な関係を勘付かれたくないという気持ちが強く働き、好意を隠そうとするあまり、わざと冷たい態度をとってしまうのです。

気持ちが本気であるほど、周りにバレることへのリスクを強く意識し、矛盾した行動に出る傾向があります。

態度の変化に戸惑うかもしれませんが、特別に思っている裏返しなのかもしれません。

誕生日やクリスマスなど特別な日にプレゼントをくれる

誕生日を覚えていてささやかなプレゼントをくれたり、クリスマスやバレンタインなどのイベントに合わせて贈り物をくれたりするのも、分かりやすい好きのサインです。

高価なものではなく、相手に気を遣わせない程度のハンカチやお菓子、文房具など、ちょっとしたプレゼントであることが多いでしょう。

特別な日を一緒に祝いたい、喜ばせたい、そして自分の存在をアピールしたいという気持ちの表れです。

他の同僚にはない、特別な行動であれば、好意が込められている可能性は非常に高いです。

家庭の話題を避ける

2人で話している時に、お互いの配偶者や子どもの話など、家庭に関する話題を意図的に避けるような素振りが見られたら、恋愛対象として意識しているサインかもしれません。

家庭の話題は、お互いが既婚者であるという現実を突きつけます。

相手が恋愛関係を望んでいる場合、現実に水を差されたくない、2人だけの世界の雰囲気を壊したくないという心理が働きます。

会話の中で家族の話になりそうになると、さりげなく話題を変えたり、少し気まずそうな表情をしたりするのは、2人の時間を大切にしたいという気持ちの表れなのです。

既婚者同士の好きのサインを感じた時に考えたい両想いのリスク

相手からの好きのサインを感じ、もし両思いかもしれないと確信した時、心は高鳴るかもしれません。

しかし、感情に流される前に、一度立ち止まって冷静にリスクを考えてみましょう。

既婚者同士で付き合うとリスクが伴う

既婚者同士の恋愛関係は、法的に不貞行為と見なされ、厳しい現実が待ち受けています。

一時の感情で足を踏み入れてしまうと、失うものの大きさに後で気づくことに…。

不倫関係がそれぞれの配偶者に知られた場合、双方から慰謝料を請求される可能性が高いです。

不貞行為による慰謝料の相場は、離婚に至らない場合でも50万～100万円、離婚に至った場合は100万～300万円程度とされています。

請求される慰謝料は、決して小さな金額ではなく、経済的な打撃はもちろん、精神的な負担も計り知れません。

幸せなはずの恋愛が、泥沼の法廷闘争に発展するリスクを常に抱えることになるでしょう。

職場恋愛の場合は社会的信用を失う

もし、相手が職場の同僚である場合、リスクはさらに大きくなります。

職場不倫が明るみに出れば、個人のプライベートな問題では済まされません。

社内に噂が広まれば、好奇の目にさらされ、築き上げてきた同僚からの信頼は一瞬で崩れ去るでしょう。

仕事のパフォーマンスにも影響し、重要なプロジェクトから外されたり、昇進の道が閉ざされたりする可能性もあります。

最悪の場合、どちらか一方、あるいは両方が会社に居づらくなり、退職を余儀なくされるケースも少なくありません。

恋愛の代償として、キャリアや社会的信用という大切なものを失う覚悟が本当にあるのか、自問する必要があります。

付き合っても将来がない

既婚者同士の恋愛は、そのほとんどに将来がありません。

お互いに今の家庭を壊してまで一緒になるという強い覚悟がない限り、関係は常に秘密のものであり、決して公になることはありません。

誕生日やクリスマスといった特別なイベントを堂々と一緒に過ごすことはできず、会える時間は限られます。

常に配偶者への罪悪感を抱えながら、嘘を重ねる日々に疲弊していくでしょう。

たとえ一時的に幸せを感じられたとしても、明るい未来はなく、いつか終わりが来ることを予感しながら付き合い続けるのは、精神的に非常につらいです。

誰にも話せない

恋愛の悩みや喜びを友人と共有するのは、大きな楽しみの一つです。

しかし、既婚者同士の恋愛は、祝福されるものではないため、親しい友人や家族にさえ打ち明けることができません。

関係が順調な時の嬉しい気持ちも、相手と喧嘩した時の悲しい気持ちも、すべて自分一人で抱え込むことになります。

誰にも相談できない秘密の関係は、想像以上の孤独感とストレスを生み出します。

周りには幸せな家庭を装いながら、裏では秘密の恋に悩むという二重生活は、心を蝕んでいくでしょう。

常にバレないように細心の注意が必要になる

不倫関係を維持するためには、日常のあらゆる場面で細心の注意を払う必要があります。

緊張感は、やがて大きなストレスとなって心にのしかかります。

例えば、LINEのやり取りはすぐに削除し、スマートフォンの通知は常にオフにしておくなどです。

デートは人目につかない場所を選び、アリバイ工作も必要になるでしょう。

クレジットカードの明細や車の走行距離など、ほんの些細なことから関係が発覚する可能性があるため、片時も気を抜くことができません。

既婚者同士の好きのサインを感じて惹かれる時の対処法

相手からの好意を感じ、自分もまた惹かれている時、どう行動すればよいのでしょうか。

感情のままに進むのか、それとも理性を優先して今の生活を守るのか。

ここでは、自分の心と向き合い、後悔のない選択をするための具体的な対処法を提案します。

恋を進展させたいか、終わらせたいか

まず何よりも大切なのは、自分自身の本当の気持ちと向き合うことです。

相手への感情は、一時的な気の迷いなのか、それとも人生を懸けてもいいと思えるほどの本気の恋なのか。

それとも、今の家庭や平穏な日常を守るために、この関係を終わらせたいのか。

紙に書き出すなどして、自分の気持ちを客観的に整理する時間を持つことが重要です。

感情的な判断ではなく、冷静に自分の本心を見つめ直すことから始めましょう。

家庭を壊す覚悟があるか

もし、この恋を進展させたいという結論に至ったのであれば、最悪の事態を想定しておく必要があります。

それは、今の家庭を壊す覚悟があるか、という問いです。

配偶者や子どもを深く傷つけ、裏切ることになるという事実を受け止められるでしょうか。

慰謝料の支払いや離婚、親権を失う可能性、親族や友人からの非難など、失うものの大きさを具体的に想像してみてください。

すべての代償を払ってでも、相手と一緒にいたいと思える覚悟がないのであれば、安易に関係を進めるべきではありません。

一定の距離感を保つようにする

この恋は終わりにしたい、今の生活を守りたいと決めたなら、意識的に相手と距離を置くことが有効な手段です。

物理的な距離は、自然と心理的な距離を生み出します。

職場が同じであれば、業務上必要な会話以外は避け、2人きりになる状況を作らないように心がけましょう。

ランチや飲み会などの誘いは、「家庭の用事がある」など、当たり障りのない理由でやんわりと断り続けることが大切です。

毅然とした態度が、相手にも「これ以上は進めない」というメッセージとして伝わるでしょう。

プライベートの連絡先は消す

関係を断ち切る上で、最も効果的で必要な行動は、プライベートな連絡手段を断つことです。

LINEやSNSで繋がっている限り、相手からの連絡が来る可能性があり、自分の心も揺らぎやすくなります。

連絡先を消去するのは勇気がいる行動ですが、恋を終わらせるという強い決意の表れです。

もし、相手から理由を聞かれた場合は、「家庭を大切にしたいから、プライベートな連絡は控えたい」と、誠実に、しかしはっきりと伝えましょう。

一時的な気まずさよりも、将来の大きなリスクを回避することを優先すべきです。

趣味や自分の時間を作り相手のことを考えないようにする

相手のことを考えてしまう時間が多いほど、気持ちは募っていくものです。

思考の隙間を埋めるために、恋愛以外のことで自分を充実させることが非常に効果的です。

新しい趣味や習い事を始めたり、昔やっていたスポーツを再開したり、資格の勉強に打ち込んだりするのもよいでしょう。

気心の知れた友人と過ごす時間を増やしたり、一人旅に出かけてみるのもおすすめです。

何かに熱中している時間は、相手のことを考える暇をなくしてくれます。

自分自身の人生を輝かせることが、結果的に不毛な恋から抜け出す一番の近道になるのです。

まとめ

既婚者同士の好きのサインは、ふとした視線や何気ない会話、少しの距離感の変化など、日常の中に潜んでいます。

しかし、その先に待っているのは、独身時代のような自由な恋愛ではなく、家庭や社会的信用、そして多くの人を傷つける可能性をはらんだ、いばらの道。

相手の好意が本物か、もし両思いならどうするか。その答えを出すのは、他ならぬ自分自身。

失うものの大きさと、手に入れようとしているものの価値を天秤にかけ、冷静に判断することが求められます。

何が本当に大切なのかを見つめ直し、後悔のない選択をしてくださいね。