Bybitで暗号資産を運用しているものの、出金の具体的な手順や日本円への換金方法が分からず、不安を感じていませんか?海外取引所ならではの仕組みや、送金ミスへの懸念から、なかなか出金に踏み切れない方も多いでしょう。
Bybitは直接日本円で出金できないため、国内取引所を経由した現金化が必要です。どのウォレットを使うのか、どの通貨で送金すべきか、手数料はいくらかかるのかなど、初めての出金では判断に迷うポイントが数多く存在します。
本記事では、Bybitから暗号資産を安全に出金し、日本円として銀行口座に着金させるまでの全手順を画像付きで解説します。この記事を読めば、送金ミスを防ぎながら、自分に合った出金ルートを選べるようになります。
Bybitの出金方法|基本の流れと2つのルート
Bybitからの出金は、暗号資産のまま外部ウォレットへ送る方法と、日本の取引所を経由して日本円に換金する方法の2つに大別されます。
どちらを選ぶかは、出金後に暗号資産を保有し続けるか、すぐに現金化するかによって判断します。
このセクションでは、それぞれのルートの流れと、出金前に確認すべき重要なポイントを整理します。
暗号資産のまま外部ウォレットへ出金
Bybitから直接、自分が管理するハードウェアウォレットやソフトウェアウォレットへ暗号資産を送る方法です。
この方法では暗号資産の所有権が完全に自分の管理下に移るため、取引所のリスクから資産を分離できます。
出金の基本的な流れは、Bybitにログイン後、画面右上のアカウントメニューから「資産」→「現物アカウント」を選択し、出金したい暗号資産の「出金」ボタンをクリックします。
次に送付先のウォレットアドレスとネットワークを指定し、出金数量を入力して送付するという手順です。
ウォレットアドレスは必ず送付先ウォレットからコピーして貼り付け、入力後は最初の4文字と最後の4文字が一致しているか目視で確認してください。
所要時間はネットワークの混雑状況によって変動しますが、ビットコインで10分から1時間程度、イーサリアムやUSDTで5分から30分程度が一般的な目安です。
この方法は日本円への換金を急がない場合や、別のプラットフォームで暗号資産を運用したい場合に適しています。
日本の取引所経由で日本円に換金する流れ
Bybitから日本円を得るには、まず国内の暗号資産取引所へ送付し、その後取引所で売却して日本円に換金する必要があります。
Bybitは日本円の直接出金に対応していないため、このルートが実質的な現金化の手段となります。
- Bybitから国内取引所のウォレットアドレスへ暗号資産を送付
- 着金を確認したら取引所内で売却注文を出す
- 得られた日本円を銀行口座へ出金
国内取引所としては、bitFlyerやGMOコイン、bitbankなどが代表的な選択肢とされています。
全体の所要時間は、暗号資産の送付に10分から1時間程度、取引所での売却は即時、銀行への出金は翌営業日から数営業日が目安です。
手数料は送付時と売却時、銀行出金時にそれぞれ発生する点に注意が必要です。送付時の手数料は通貨とネットワークによって異なり、出金画面で実際の金額を確認できます。
出金前に確認すべき3つのポイント
出金操作を始める前に、最低出金額、ネットワーク選択、本人確認状況の3点を確認しておくことで、エラーや遅延を防ぐことができます。
最低出金額の確認
最低出金額は暗号資産ごとに設定されており、この金額を下回る出金はシステム上実行できません。
代表的な例として、ビットコインは0.001BTC程度、イーサリアムは0.01ETH程度、USDTは10USDT程度が最低出金額の目安とされています。具体的な金額は出金画面で確認できます。
ネットワーク選択の重要性
ネットワークの選択ミスは資産の喪失につながる重大なリスクです。
送付先のウォレットまたは取引所が対応しているネットワークを事前に確認し、Bybitの出金画面で同じネットワークを選択してください。
国内取引所へ送る際は、取引所の入金案内ページで指定されたネットワークを必ず確認してください。
本人確認レベルと出金限度額
Bybitでは本人確認レベルによって出金限度額が異なります。
アカウントメニューから「本人確認」を選択すると現在のレベルと限度額を確認できます。
レベル1では24時間あたり5万USDT相当まで、レベル2では10万USDT相当までが一般的な目安です。出金したい金額が現在のアカウント状況で可能かどうかを事前に把握しておくことが重要です。
次のセクションでは、実際にBybitで出金操作を進める際の具体的な手順を、画面に沿って詳しく解説していきます。
【画面付き】Bybitから暗号資産を出金する手順
Bybitからの出金は、画面の指示に従って5つのステップを順に進めることで完了します。
操作自体は複雑ではありませんが、アドレスやチェーンタイプを間違えると資産を失う可能性があるため、各ステップで確認すべきポイントを理解しておくことが重要です。ここでは実際の操作画面に沿って、初めて出金する人でも迷わず進められるよう、各手順を詳しく解説します。
出金申請は送信ボタンを押すまでは確定しませんので、途中で内容を修正したい場合は画面を閉じて最初からやり直すことができます。
ステップ1:出金画面へのアクセス
Bybitにログイン後、画面右上の「資産」メニューから「現物アカウント」を選択し、出金したい通貨の右側にある「出金」ボタンをクリックします。
スマートフォンアプリの場合は、画面下部の「資産」タブから「現物」→「出金」の順に進むことで同じ画面にアクセスできます。
この時点で二段階認証を求められる場合がありますが、これは正常な手順ですので指示に従って認証を完了させてください。
ステップ2:通貨とチェーンタイプの選択
出金画面では、まず出金したい暗号資産の種類を選択し、次にチェーンタイプを指定します。
チェーンタイプとは、その暗号資産が送金される際に使用するブロックチェーンネットワークの種類を指します。たとえばUSDTを出金する場合、TRC20、ERC20、BEP20など複数のチェーンから選択できますが、出金先のウォレットやサービスが対応しているチェーンを必ず確認してから選択する必要があります。
- 国内取引所(bitFlyer、Coincheckなど):ERC20対応が多い
- 海外取引所:TRC20やBEP20も広く対応
- 確認方法:出金先の入金画面で対応チェーンの表記を確認
出金先の取引所やウォレットにログインし、入金画面で対応チェーンの表記を確認しておくことを強く推奨します。
ステップ3:出金先アドレスの入力
出金先のウォレットアドレスを入力します。このアドレスは出金先の取引所やウォレットアプリで確認できますが、手入力ではなく必ずコピー&ペーストを使用してください。
1文字でも間違えると資産が失われる可能性があります。
出金先でアドレスを確認する際は、取引所であれば「入金」または「預入」メニューから該当する通貨を選択すると、入金用アドレスが表示されます。ウォレットアプリの場合は「受け取り」または「Receive」の項目から確認できます。
表示されたアドレスをコピーし、Bybitの出金画面に貼り付けてください。
Bybitではアドレス帳機能を使って頻繁に使う出金先を登録できるため、初回出金時に登録しておくと次回以降の入力ミスを防げます。
なお、XRPやXLMなどの一部の通貨ではアドレスに加えてメモ(タグ、宛先タグ)の入力が必要になりますので、出金先の指示を必ず確認してください。
ステップ4:出金額の入力と確認
出金したい数量を入力します。画面には出金可能な残高、最小出金額、出金手数料が表示されますので、これらを確認したうえで金額を決定してください。
最小出金額は通貨によって異なり、たとえばBTCでは0.001BTC程度、USDTでは10USDT程度に設定されていることが一般的です。
出金手数料は通貨とチェーンタイプによって異なり、ネットワークの混雑状況によっても変動します。たとえばUSDTの場合、TRC20は1USDT前後、ERC20は5〜20USDT程度、BEP20は1USDT未満となることが多く、コストを抑えたい場合はTRC20やBEP20の選択が有効です。
入力した金額から手数料が差し引かれた実際の受取額が画面に表示されますので、この金額が意図したものであるかを必ず確認してから次に進んでください。
ステップ5:セキュリティ認証と送信
最終確認画面で、出金先アドレス、チェーンタイプ、出金額、手数料、受取額をもう一度確認します。
問題がなければ、メール認証コード、SMS認証コード、Google認証コードなど、アカウントに設定されているセキュリティ認証を順に入力してください。すべての認証が完了すると「送信」ボタンが有効になりますので、これをクリックすることで出金リクエストが送信されます。
送信後は出金履歴画面で処理状況を確認できます。画面右上の「資産」メニューから「出金履歴」を選択すると、ステータスが「処理中」「承認待ち」「完了」などで表示されます。
Bybitのステータスが「完了」になれば、あとはブロックチェーンネットワーク上での承認を待つ段階です。
| チェーンタイプ | 標準的な所要時間 |
|---|---|
| TRC20・BEP20 | 数分〜30分程度 |
| ERC20 | 30分〜2時間程度 |
ネットワークが混雑している場合はこれより長くなることもありますが、24時間以上経過しても着金しない場合は出金先のサポートに問い合わせることを推奨します。
ここまでの手順で出金操作は完了しますが、実際にかかる手数料の詳細や、出金が反映されるまでの時間については事前に把握しておくと安心です。次のセクションでは、通貨別・チェーン別の手数料と所要時間について詳しく解説します。
Bybitの出金手数料と所要時間の目安
Bybitからの出金には、通貨の種類やブロックチェーンネットワークの選択によって異なる手数料と時間がかかります。
出金を実行する前にこれらのコストと所要時間を把握しておくことで、予想外の負担や待ち時間を避け、計画的に資金を移動できます。
このセクションでは、主要通貨の手数料相場やネットワーク選択による違い、実際に出金が完了するまでの時間、そして最小出金額の制限について解説します。
主要通貨別の出金手数料一覧
Bybitでは通貨ごとに出金手数料が設定されており、ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨でも手数料額は異なります。
手数料はBybitが定期的に見直しを行っており、ネットワークの混雑状況や市場環境に応じて変動する場合があるため、出金前に公式サイトまたはアプリ内の手数料表示で最新情報を確認することが推奨されます。
一般的な手数料の目安は以下の通りです(2024年時点の水準)。
ビットコインは0.0005BTC程度、イーサリアムは0.005ETH程度で設定されています。これらを日本円相当で考える場合、ビットコインで3,000円から5,000円程度、イーサリアムで2,000円から4,000円程度が手数料の目安となります。
暗号資産の価格変動により円換算額も変わるため、実際の手数料は出金時の表示を優先してください。
チェーンタイプによる手数料の違い
同じ通貨でも、利用するブロックチェーンネットワークによって出金手数料は大きく異なります。
たとえばUSDTの場合、TRC-20ネットワークは手数料が1USDT程度と比較的安価である一方、ERC-20ネットワークでは5USDT以上になることがあります。
手数料が安いネットワークはその分処理速度が遅い場合もあるため、急ぎの出金でなければ低コストなネットワークを選び、速やかな着金が必要な場合は処理速度とのバランスを考慮して選択することが重要です。
出金先のウォレットや取引所が対応しているネットワークを事前に確認し、誤ったチェーンを選ばないよう注意してください。
正しいネットワークを確認する方法としては、出金先サービスの入金画面で表示される「対応チェーン」または「ネットワーク」の記載を確認し、Bybit側で選択するチェーンタイプと完全に一致させることが必須です。
出金が完了するまでの時間
出金申請が承認されてから資金が着金するまでの時間は、ブロックチェーンネットワークの混雑状況と確認回数によって変動します。
一般的には、ビットコインで30分から2時間程度、イーサリアムで10分から1時間程度が目安とされていますが、ネットワークが混雑している時間帯では3時間以上かかることもあります。
Bybit側での審査が必要な場合や、初回出金時にはセキュリティ確認のため通常より1時間から2時間程度長くかかることがあるため、初めて出金する際は当日中に完了する想定でスケジュールを組むことが推奨されます。
これらが未設定の場合は出金申請自体ができません。出金を予定している場合は、事前にアカウント設定画面でこれらの認証手続きが完了しているか確認してください。
出金履歴画面でステータスを確認し、ブロックチェーン上での処理状況を追跡することで、現在どの段階にあるかを把握できます。
なお、出金申請後、Bybit側での処理が完了する前であればキャンセルが可能な場合もありますが、ブロックチェーンへの送信が開始された後はキャンセルできません。
最小出金額と注意点
Bybitでは各通貨に最小出金額が設定されており、この金額を下回る出金はできません。
たとえばビットコインでは0.001BTC程度、イーサリアムでは0.01ETH程度が最小出金額の目安となっていますが、これらの設定も通貨やネットワークによって異なります。
手数料を差し引いた後の金額がこの最小額を下回る場合、出金自体が実行できないため、保有残高と手数料の合計を事前に確認してください。
また、出金先アドレスの入力ミスや対応していないネットワークの選択は資金喪失につながるリスクがあるため、少額でのテスト送金を行うか、アドレスを複数回確認してから本送金を実行することが安全です。
テスト送金を行う場合も通常の出金手数料がかかりますが、最小出金額以上であれば実行可能です。
推奨されるテスト送金額は、最小出金額の1.5倍から2倍程度を目安とし、手数料を差し引いても最小額を下回らない金額を設定してください。
手数料と所要時間の目安を把握したら、次は実際の出金手順を画面付きで確認していきましょう。
次のセクションでは、Bybitアプリとウェブ版それぞれでの具体的な出金操作を、初めての方でも迷わず進められるよう順を追って解説します。
Bybitから日本の取引所へ送金する方法
Bybitで保有している暗号資産を日本円に換金するには、国内の暗号資産取引所へ送金する必要があります。
このセクションでは、送金先として適した国内取引所の選び方から、具体的な送金手順、チェーンタイプの選択方法、そして送金ミスを防ぐための確認方法まで順を追って解説します。
おすすめの国内取引所と対応通貨
国内取引所を選ぶ際は、自分が送金したい通貨に対応しているか、入金手数料が無料か、そして日本円への換金がスムーズにできるかを確認することが重要です。
主要な国内取引所では、ビットコイン、イーサリアム、リップルなどの主要通貨に対応しており、多くの場合で暗号資産の入金手数料は無料となっています。
初めて利用する場合は、取引画面の見やすさやヘルプページの充実度、問い合わせ対応の可否などを事前に確認しておくと安心です。
代表的な選択肢としては、コインチェック、bitFlyer、GMOコインなどがあります。それぞれ対応通貨や出金手数料が異なるため、送金予定の通貨が受け入れ可能かを各取引所の公式サイトで確認してから口座開設を進めてください。
コインチェックへの送金手順
コインチェックへの送金を例に、具体的な手順を説明します。
まず国内取引所側で入金アドレスを取得し、次にBybit側でそのアドレス宛に出金処理を行うという流れになります。
国内取引所側での準備
コインチェックにログインし、入金したい通貨を選択して入金用のアドレスを表示します。
このとき表示されるアドレスとチェーンタイプ(ネットワーク)の情報を正確にメモまたはコピーしてください。
Bybit側での出金操作
Bybitにログインし、画面上部または下部のメニューから「資産」タブを選択して現物アカウントの資産一覧ページを開きます。
出金したい通貨の右側にある「出金」ボタンをクリックまたはタップしてください。
出金先アドレスの入力欄に、先ほどコピーした国内取引所のアドレスを貼り付けます。チェーンタイプが国内取引所側と一致していることを確認してから、出金数量を入力します。
出金数量は最小出金額(通貨ごとに異なり、出金画面に表示されます)以上である必要があります。手数料を差し引いた金額が実際に送金される点に注意してください。
内容を最終確認した上で、Google Authenticatorやメールなどであらかじめ設定済みの二段階認証アプリを開いてコードを取得します。表示された6桁の数字を入力して出金申請を完了させます。
申請後は通常数分から数十分で処理されますが、ネットワークの混雑状況により時間がかかる場合があります。
出金履歴は「資産」メニュー内の「取引履歴」または「出金履歴」から確認でき、ステータスが「完了」になれば送金が実行された状態です。
送金時のチェーンタイプの選び方
チェーンタイプの選び間違いは資産消失の原因になるため、特に慎重に確認しましょう
同じ通貨でも複数のチェーンタイプ(ネットワーク)が選択できる場合があり、送金元と送金先で異なるチェーンを選ぶと資産が消失するリスクがあります。
例えばUSDTを送金する場合、TRC20、ERC20、BEP20などの選択肢がありますが、必ず国内取引所側が指定しているチェーンタイプと完全に一致させる必要があります。
チェーンによって送金手数料や着金時間も異なるため、初回は1,000円から3,000円程度の少額でテスト送金を行い、着金を確認してから本送金を行うことが推奨されます。
送金ミスを防ぐ確認方法
送金を実行する前に、以下の3点を複数回確認することで、大半の送金ミスは防げます。
- アドレスの一致:手入力せず必ずコピー&ペーストで入力し、貼り付け後に最初の4〜5文字と最後の4〜5文字が送金先と一致しているかを目視で確認する
- チェーンタイプの一致:Bybitの出金画面で選択したネットワークが、国内取引所の入金ページで指定されたものと完全に同じであることを確認する
- 送金数量と手数料:最小出金額を下回っていないか、出金手数料を差し引いても十分な数量が届くかを事前に計算する
初めて送金する取引所の場合は、少額でのテスト送金を行い、問題なく着金したことを確認してから本格的な送金を行うことで、万が一の設定ミスによる損失を最小限に抑えられます。
送金が完了したら、次は実際に国内取引所で日本円に換金する流れを理解しておく必要があります。次のセクションでは、着金後の換金手順と銀行口座への出金方法について解説します。
Bybitから日本円に換金する完全ガイド
Bybitは暗号資産の取引所であり、日本円を直接出金する機能は提供していません。そのため、暗号資産を日本円として銀行口座に入金するには、国内取引所を経由する必要があります。
このセクションでは、Bybitから日本円化するまでの全体の流れと、手数料を抑えながら安全に換金するための具体的な方法を解説します。
Bybit→国内取引所→銀行口座の流れ
Bybitから日本円を手にするには、Bybitで保有している暗号資産を国内取引所に送金し、その取引所で日本円に売却してから銀行口座へ出金する、という3ステップを踏む必要があります。
国内取引所は金融庁の登録を受けた事業者であり、日本円の入出金機能を正式に提供しているためです。
具体的な操作の流れは次の通りです。
まず国内取引所にログインし、入金したい暗号資産の入金用アドレスを取得します。このとき、ネットワーク種類の選択画面が表示される場合は、後でBybit側で選択するネットワークと必ず一致させる必要があります。
次にBybitにログインし、画面上部の「資産」メニューから「現物アカウント」を選択し、出金したい通貨の横にある「出金」ボタンをクリックします。
出金画面では、先ほど取得した国内取引所のアドレスを入力し、ネットワーク種類を選択したあと、出金額を入力します。二段階認証コードやメール認証コードの入力を求められた場合は、それぞれ入力して出金リクエストを確定します。
出金リクエストが完了すると、Bybitの出金履歴画面でステータスを確認でき、ブロックチェーン上での承認が進むと国内取引所に着金します。
国内取引所で暗号資産が着金したら、取引所内で日本円に売却し、最後に登録済みの銀行口座へ出金すれば換金が完了します。
また、リップルやステラルーメンなど一部の通貨では、アドレスに加えてメモやタグと呼ばれる追加情報の入力が必須となるため、国内取引所の入金画面で指定されている情報をすべて正確に入力する必要があります。
USDTを日本円化する最適ルート
Bybitで保有しているUSDTを日本円にする場合、国内取引所がUSDTの入金に対応しているかを事前に確認する必要があります。
多くの国内取引所はUSDTの直接入金に対応していないため、Bybit上で一度ビットコインやリップルなどの主要通貨に交換してから送金するのが一般的です。
ビットコインは送金手数料が比較的高く、リップルやステラルーメンは送金手数料が低く、着金までの所要時間も数分から十数分程度と短い傾向にあるため、少額の換金ではリップルを選ぶ利用者が多い傾向にあります。
一部の国内取引所ではUSDTの取り扱いを開始しているため、対応状況を公式サイトで確認してから送金通貨を決定することで、余計な交換コストを避けられます。
ネットワーク選択を誤ると資金が戻らない可能性があるため、必ず国内取引所が指定しているネットワークと同じものを選びましょう
ネットワーク選択では、USDTの場合はERC-20、TRC-20、Polygonなど複数の選択肢が表示されることがあります。選択を誤ると資金が正しく送金されず、回復が困難または不可能になるため、必ず国内取引所が指定しているネットワークと同じものを選択してください。
換金時の手数料を抑えるコツ
- 出金手数料
- 送金手数料
- 国内取引所での売却時のスプレッド
- 銀行出金手数料
Bybitから日本円化する過程では、これらのコストが発生します。
これらを最小化するには、送金手数料の安い通貨を選ぶこと、国内取引所では取引所形式で売却すること、銀行出金手数料が無料または低額の取引所を選ぶことが重要です。
例えば、リップルの送金手数料は1回あたり0.25 XRP前後とされることが多く、ビットコインに比べて大幅に安く抑えられる傾向にあります。
ただし、出金手数料は相場や取引所の方針により変動する可能性があるため、送金前に必ず出金画面で実際の手数料額を確認してください。
また、国内取引所で暗号資産を日本円に売却する際、販売所形式と取引所形式の2つの方法があります。
販売所形式は操作が簡単ですが、買値と売値の差であるスプレッドが実質的な手数料として上乗せされるため、コストが高くなる傾向にあります。
取引所形式は指値注文などの操作が必要ですが、スプレッドによるコストを抑えられるため、換金額が大きい場合は取引所形式を選択することで数パーセント程度のコスト削減が見込めます。
銀行出金については、GMOコインのように出金手数料が無料の取引所を選ぶことで、最終的なコストを抑えられます。
税金申告に必要な履歴の確認方法
暗号資産の売却や換金は原則として雑所得に該当し、年間の損益を確定申告で報告する必要があります。
Bybitでは、画面上部の「注文」メニューから「取引履歴」や「資産履歴」にアクセスすることで取引履歴と出金履歴を確認でき、CSV形式でダウンロードできます。
国内取引所でも同様に、取引履歴や入出金履歴を管理画面からCSVやPDF形式で取得できます。
税務申告では、Bybitでの取得価格と国内取引所での売却価格の差額が所得として計算されるため、両方の履歴を保管しておくことが不可欠です。
国税庁が公表している暗号資産の計算方法に関するガイドラインでは、移動平均法または総平均法による取得価格の算出が認められており、年間の取引が多い場合は暗号資産専用の損益計算ツールを利用することで、申告の負担を軽減できます。
ここまでの流れで、Bybitから日本円を手にするまでの全体像と具体的な手順が理解できたはずです。次のセクションでは、出金時によくあるトラブルとその対処法を確認していきます。
Bybitで出金できない時の原因と対処法
このセクションでは、出金手続きを進めたにも関わらずエラーが表示されたり、送金が完了しない場合のトラブル対処を説明します。
ただし、出金操作が初めての場合は、まず正常な出金手順を確認してから進めることをおすすめします。通常の出金手順については、Bybit公式サイトのヘルプページ内「資産管理」→「出金方法」から、画面付きの手順ガイドを確認できます。
出金トラブルの多くは設定の見直しや再認証によって解決できます。以下では、典型的な原因と、それぞれに対応した具体的な解決手順を説明します。
焦らず順番に確認していきましょう。
セキュリティ認証エラーの解決方法
出金時に二段階認証コードが通らない、または認証画面でエラーが表示される場合は、認証アプリの時刻設定やメール受信状況に問題がある可能性があります。
Google AuthenticatorやSMS認証を使用している場合は、まずスマートフォンの時刻設定が自動同期になっているかを確認してください。手動設定になっていると認証コードにズレが生じ、正しいコードを入力しても承認されないことがあります。
メール認証コードが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認するとともに、Bybitからのメールアドレスが受信許可リストに登録されているかを見直してください。
それでも解決しない場合は、Bybit公式サイトにログイン後、アカウント設定内の「セキュリティ設定」から認証方法の切り替え手続きを行い、別の認証手段に変更することで出金を再開できる場合があります。
なお、出金エラーが発生していない場合でも、二段階認証と本人確認レベルの設定は出金前に必ず確認しておく必要があります。未設定の場合は出金手続き自体を開始できないため、事前にアカウント設定画面から状況を確認してください。
出金制限がかかっている場合の対処
アカウントに出金制限が設定されていると、手続きを進めても送金が実行されません。
Bybitでは本人確認レベルに応じて出金可能額が異なるため、まずアカウント設定画面から自分の認証レベルを確認してください。レベル1では24時間あたりの出金上限が比較的低く設定されており、それを超える金額を出金する場合はレベル2の本人確認完了が必要になります。
具体的な上限額は通貨や時期により変動するため、出金前にアカウント画面で現在の上限を確認することをおすすめします。
高額出金を予定している場合は、事前にレベル2認証を完了させておくとスムーズです
また、短期間に複数回の出金を行った場合や、ログイン履歴に異常が検知された場合には、セキュリティ上の理由から一時的に出金が制限されることがあります。
この場合、Bybitのセキュリティチームによる確認が完了するまで待つ必要があります。制限の理由や解除時期を知りたい場合は、サポートチャット経由で問い合わせることで状況を確認できます。
アドレスエラーで送金できない時
出金先のアドレスを入力した際にエラーが表示される場合は、ネットワーク選択の誤りやアドレス形式の不一致が原因として考えられます。
仮想通貨ごとに対応するネットワークが異なるため、送金元と送金先で同じネットワークを選択しているかを必ず確認してください。たとえばUSDTを送金する場合、TRC20とERC20では受取アドレスの形式が異なり、誤ったネットワークを選ぶと資産を失う可能性があります。
アドレスのコピー&ペースト時に余分なスペースや改行が含まれている場合もエラーの原因になります。貼り付けたアドレスを目視で確認し、前後に不要な文字が入っていないかをチェックしてください。
また、送金先の取引所やウォレットがメンテナンス中の場合は、一時的に入金を受け付けていないことがあります。送金先サービスの公式サイトまたは公式SNSアカウントで、メンテナンス情報や入金停止の告知が出ていないかを確認すると安全です。
出金履歴の確認と問い合わせ方法
出金が完了したかどうかを確認するには、Bybitの資産管理画面にある「出金履歴」から状況を確認できます。
ステータスが「処理中」になっている場合は、ブロックチェーン上での承認待ちを意味しており、ビットコインやイーサリアムであれば通常10分から30分程度、トロンネットワーク(TRC20)であれば数分程度で完了することが一般的です。
1時間以上経過してもステータスが変わらない場合は、ブロックチェーンの混雑状況を確認するか、サポートへの問い合わせを検討してください。
ステータスが「失敗」や「キャンセル」になっている場合は、前述の認証エラーやアドレス不備が原因として考えられるため、エラーメッセージの内容を確認してください。
- 出金日時
- 対象通貨
- 送金先アドレス
- トランザクションID
それでも原因が特定できない場合や、長時間ステータスが変わらない場合には、Bybit公式サイトのサポートチャットまたは問い合わせフォームから連絡することが推奨されます。
問い合わせ時には、上記の情報を手元に用意しておくと、スムーズに状況確認が進みます。
ここまでの手順で多くのトラブルは解決できますが、出金に関する疑問や不安を事前に減らすためには、よくある質問を確認しておくことも有効です。次のセクションでは、出金に関して初心者がつまずきやすいポイントをQ&A形式でまとめています。
Bybit出金時の注意点とリスク回避策
Bybitからの出金は操作自体は単純ですが、設定ミスや確認不足により資金が取り出せなくなるケースも実際に発生しています。
ここでは出金時に特に注意すべきポイントと、トラブルを未然に防ぐための具体的な対策を整理して解説します。事前に把握しておくことで、安全かつ確実に出金を完了できます。
実際の出金操作は、Bybitのスマホアプリまたはブラウザ版で「資産」メニューから「出金」を選択し、通貨とチェーンを指定してアドレスを入力する流れで進めます。
操作前には二段階認証と出金パスワードの設定、本人確認(KYC)の完了が必須となるため、未設定の場合は先にアカウント設定から準備を済ませておきましょう。
また、外部ウォレットへの暗号資産出金と、日本円に換金してから銀行口座へ出金する場合では手順が異なります。本文では主に暗号資産を外部ウォレットや他の取引所へ送る場合の注意点を扱います。
チェーンタイプの選択ミスに注意
出金時に最も多いトラブルが、送信側と受信側でチェーンタイプが一致していないために資金が届かないケースです。
たとえばBybitからERC-20でUSDTを送信したにもかかわらず、受け取り側の取引所がTRC-20のアドレスを表示していた場合、資金は正しいアドレスに届いても入金として反映されません。
チェーンが異なると同じ通貨でもネットワーク構造が別物として扱われるため、資金の復旧には送信先の運営に問い合わせが必要となり、対応には時間がかかるか、最悪の場合は取り戻せない可能性もあります。
出金画面でチェーンを選択する際は、必ず受け取り先の取引所やウォレットで表示されているチェーン名と完全に一致しているかを確認してください。
特にUSDT・USDC・BUSDなど複数のチェーンに対応している通貨では、選択肢が複数表示されるため注意が必要です。
Bybitの出金画面では選択したチェーンごとに手数料と最低出金額が表示されるので、受け取り側の対応チェーンと照合しながら選びましょう。不安な場合は、受け取り側のヘルプページで対応チェーンを確認するか、サポートに問い合わせることを推奨します。
なお、主要なチェーンの手数料と所要時間の目安は以下の通りです。
ERC-20(イーサリアム)は手数料が比較的高め(数ドル〜数十ドル相当)で処理に10〜30分程度、TRC-20(トロン)は手数料が低め(1ドル前後)で処理に数分〜10分程度が一般的です。ネットワークの混雑状況により変動するため、出金前に画面で表示される手数料を必ず確認してください。
初回は少額でテスト送金する
初めて特定のアドレスやチェーンで出金する場合は、本番の金額を送る前に少額でテスト送金を行うことが最も確実なリスク回避策です。
たとえば全額を一度に送るのではなく、まず最小出金額に近い金額で実際に送信し、受け取り側で正常に入金が反映されるかを確認します。
この手順により、アドレスのコピーミス・チェーンの選択ミス・タグやメモの記入漏れといった設定エラーを実害が出る前に検出できます。
テスト送金には手数料が二重に発生しますが、たとえばTRC-20で2回送金した場合でも手数料は合計2ドル前後であり、数十万円以上の資金が取り出せなくなるリスクと比較すれば、コストとしては十分に合理的です。
各通貨・チェーンの最小出金額はBybitの出金画面で確認でき、たとえばUSDTのTRC-20では10USDT前後、ERC-20では50USDT前後に設定されていることが多いため、この金額を目安にテスト送金を行うとよいでしょう。
高額出金ほどテスト送金の重要性が高まります。手数料を惜しまず安全性を優先しましょう
特に高額な出金や、初めて利用する送金先、複雑なチェーン構成の通貨では、テスト送金を省略しないことを強く推奨します。
タグ・メモが必要な通貨の扱い方
XRP・XLM・EOSなどの一部の通貨では、出金時にアドレスとは別に「Destination Tag」や「メモ」といった追加情報の入力が必要です。
これは同一アドレスを複数のユーザーで共有する取引所やサービスにおいて、入金者を識別するために使われる仕組みです。
タグやメモを入力せずに送金した場合、資金は正しいアドレスに届いても入金処理が行われず、復旧には受け取り側の運営に個別対応を依頼する必要があります。
Bybitの出金画面では、該当する通貨を選択すると自動的に「タグ」または「メモ」の入力欄が表示されます。
受け取り側の取引所が指定している値を正確にコピーして貼り付け、送信前に必ず入力内容を再確認してください。
タグやメモは数字やアルファベットの羅列であるため、手入力ではなくコピー&ペーストを使用し、余分なスペースや改行が含まれていないかも確認しましょう。
出金詐欺やフィッシングの見分け方
Bybitを装った偽サイトや偽アプリを使って出金操作を誘導し、秘密鍵やパスワードを盗み取るフィッシング詐欺が確認されています。
公式を装ったメールやSNSのダイレクトメッセージで「出金制限解除のため再ログインが必要」などと誘導し、偽のログイン画面に情報を入力させる手口です。
また、検索結果の上位に表示される広告として偽サイトが掲載されるケースもあるため、URLを毎回確認する習慣が重要です。
- Bybit公式サイトは必ずブックマークから、またはアプリストアから直接インストールした公式アプリからアクセスする
- メールやSNSに記載されたリンクは、公式を名乗っていてもクリックしない
- Bybitが出金のためにパスワードや二段階認証コードをメールやチャットで要求することはない
不審な連絡を受けた場合は、Bybit公式サイトのヘルプセンターから「カスタマーサポート」を選択し、ライブチャットまたは問い合わせフォームで真偽を確認することを推奨します。
アプリの場合は画面右下の「サポート」メニューから同様にアクセスできます。
ここまでの注意点を押さえておけば、Bybitからの出金で致命的なミスを防ぐことができます。慣れるまでは一つひとつの確認を丁寧に行い、安全に資金を移動させる習慣を身につけましょう。
Bybitの出金に関するよくある質問
Bybitからの出金手続きでは、対応通貨や反映時間、チェーンの選択など、初めての方にとって分かりにくい点が多くあります。
ここでは、出金時によく寄せられる疑問や不安を解消できるよう、代表的な質問をまとめました。
実際の手続きをスムーズに進めるための参考としてご活用ください。
Bybitから日本円を直接出金できますか?
Bybitは日本円の直接出金に対応していません。
出金する際は、まず仮想通貨を国内取引所へ送金し、その後日本円に換金して銀行口座へ出金する流れになります。
この方法であれば、国内取引所を介して合法的に日本円化することが可能です。
具体的な手順や推奨ルートについては、関連記事で詳しく解説しています。
Bybitの出金はすぐに反映されますか?
Bybitの出金は、通常数分〜1時間程度で反映されることが多いです。
ただし、ブロックチェーンの混雑状況によっては処理に時間がかかる場合があります。
また、Bybit側のセキュリティ審査が入る場合も、反映まで数時間を要することがあります。
出金状況は、マイページの「資産」メニューから出金履歴で確認できます。
ステータスが「処理中」のままの場合は、トランザクションIDをブロックチェーン上で検索すると進捗を確認できます。
USDTを日本円に換金するにはどうすればいいですか?
まずBybitで換金に対応した通貨に交換し、国内取引所のウォレットアドレス宛に送金します。
国内取引所でUSDTを受け取ったら、取引所内で日本円に売却します。
売却後、取引所の出金メニューから登録済みの銀行口座へ日本円を出金すれば完了です。
送金時はネットワークの種類とアドレスを間違えないよう注意してください。
Bybitで出金できないのはなぜですか?
Bybitで出金できない主な原因として、セキュリティ認証の未完了が挙げられます。
二段階認証やメール認証が済んでいない場合、出金が制限されるため設定画面から確認してください。
また、出金額が最小出金額に満たない場合も処理されません。
各通貨ごとに最小出金額が設定されているため、出金画面で確認が必要です。
KYC(本人確認)が未完了の場合や、出金限度額に達している場合も出金できないことがあります。
該当する原因がない場合は、Bybitのサポートセンターへ問い合わせることで解決につながります。
Bybitは日本で使えなくなりますか?
Bybitは日本の金融庁から無登録営業の警告を受けており、日本居住者向けのサービスが段階的に制限されています。
2026年2月時点では、既存ユーザーの出金は可能な状態ですが、今後さらなる規制強化により利用制限が拡大する可能性があります。
公式サイトやメール通知で最新の対応方針を定期的に確認し、万が一に備えて資金を分散管理しておくことが重要です。
出金時のチェーンタイプはどれを選べばいいですか?
出金時は送金先のウォレットや取引所が対応しているチェーンを必ず確認してください。
対応していないチェーンを選ぶと、資金が届かず復旧できない場合があります。
主要なチェーンとしてERC-20は多くの場所で対応していますが手数料が高めです。
TRC-20やBEP-20は手数料が安く送金も比較的速いため、対応していれば優先的に検討できます。
手数料と速度のバランスを考慮しつつ、送金先の対応状況を最優先に判断することが重要です。

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